STORYストーリー

―― ”城壁”の向こうは、別世界。

本当に、そのとおりだ。
西洋建築で統一された街並み。
異国情緒あふれる、住民たちの服装。

「うん。あたしね、”魔女”なんだよ」

そして、下宿先の同居人が”魔女”だったくらいなんだから。

パレードのように、新しい毎日がはじまる。

この春、風城学園に入学した主人公・有馬洋輔。
彼を迎えたのは、日々観光客でにぎわうテーマパーク都市。
彼が出会うのは、三人の”魔女”と一人の”騎士”

イベント盛りだくさんの胸躍る毎日は、やがて少年少女たちを、
また別世界へと連れて行く。

そう。
この気持ちの向こうは、きっとという名の別世界――

ウィッチズガーデン用語集

風城市(かざしろし)

首都圏近郊の平野部に在する地方都市。
街を囲む”城壁”と、中世ヨーロッパ風の街並みが特徴。
「”城壁”の向こうは別世界」というコンセプトを掲げ、観光都市化、観光客誘致のため、街ぐるみで「別世界の街」という独自の世界観の維持に取り組んでいる。
そのため、街全体が一つのテーマパークのようだと広く人気を博している。

城壁(じょうへき)

風城市をぐるりと取り囲んでいる巨大な壁。
造りは西欧の城塞風。
内部の世界観を守るために、外部との出入り口である城門では車輌の通行制限などを行っている。
上部には昇れるようになっており、街を展望できる人気スポット。

私立風城学園(しりつかざしろがくえん)

風城市内に敷地を構える唯一の学園。
生徒のほとんどは地元出身者。
普通科のみの学園ではあるが、アバターを務めている、または目指している生徒のためのサポート態勢も豊富である。

アバター(あばたー)

公民問わず、観光客向けの仕事に従事している住民の総称。
世界観に合わせたファンタジー風の衣装をまとい、割り当てられた職種にふさわしい振る舞いで観光客に接する。
民間のアバターは登録制で、正規アバターの許可を受ければ、情報や設備、備品の提供、成果に応じた報酬などが受けられる。
街の観光都市施策の代表例。

魔女(まじょ)

街の象徴である花形アバター。
特殊効果によって魔法を再現し、アトラクションやイベントでは先頭に立って観光客の目を楽しませる。
各々がバリエーションに富んだマジックワンドを所持している。
見た目の華やかさと修練が要求されるため、数は非常に少ない。

騎士(きし)

”魔女”に次ぐ花形アバター。 剣や鎧で武装し、街の治安を守る役割を務めている。
中には”魔女”のワンドと同じく、特殊効果用のマジックソードを所持している”騎士”もいる模様。

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